年子育児をされている方の中には、おでかけ時の安全安全確保に、大変さを感じられている方も多いのではないでしょうか。
「上の子が歩き疲れて帰りに寝てしまう」「2人用ベビーカーって使える?」とお悩みの方へ。
本記事では、年子きょうだいを育てる筆者が、2人用ベビーカーのメリット・デメリットや、ベビーカーステップとの比較、その他年子きょうだいにおすすめの移動手段を紹介します。
年子きょうだい向けに2人用ベビーカー選びで失敗しないためのポイントも紹介します。快適なおでかけのためにぜひ参考にしてください。
ベビーカーだけじゃない! 年子の移動手段はけっこう大変
年子育児をされている方の中には、上のお子さまがまだ1歳そこそこで長距離歩かせるのが難しいケースもあるでしょう。
1歳だとまだまだ抱っこを求められることも少なくありません。また下のお子さまが小さいうちは何かと荷物も多くなりますよね。
年子きょうだいが快適におでかけする手段には、次のようなものがあります。
- 2人乗りベビーカー
- 1人乗りベビーカーとステップ
- 1人乗りベビーカーと抱っこひも
- 三輪車と抱っこひも など
これらのメリットとデメリットを確認していきましょう。
2人乗りベビーカーのメリット・デメリット
「圧倒的に楽」という声が多いのが、2人乗りベビーカーです。2人乗りベビーカーには、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
安定感がある 荷物を積める 二人とも眠っても安心 手ぶらになれる | 場所をとる 階段や段差が大変 狭い場所の移動は難しい 年齢や体重制限がある 比較的高価 |
2人ともベビーカーに乗ってくれれば、抱っこやおんぶをしない分、手が空くため何かと作業しやすいのがポイントです。
ベビーカー用ステップのメリット・デメリット
ベビーカー用ステップは、すでに持っているベビーカーに取り付けられる車輪付の台座です。上のお子さまをステップに乗せれば、歩かせずに移動できます。
メリット | デメリット |
比較的安価 場所をとらない 今持っているベビーカーに取り付けできる 車に乗せやすい | 2人とも眠った時が大変 階段や段差が大変 上の子が疲れてしまう可能性がある 場所の取り合いになる可能性がある 押しづらい商品もある |
すでにベビーカーを持っている方や、あまりお金をかけたくないという方におすすめです。
年子におすすめ!その他の選択肢
2人乗りベビーカーとステップの他に、年子きょうだいにおすすめの移動手段には以下のようなものがあります。
方法 | 概要 |
抱っこひもとベビーカー | すでに持っているもので対応可能 安定するが体力が必要 上の子が大きくなったらおんぶやヒップシートへの移行もおすすめ |
三輪車と抱っこひも | 近くの公園などの移動に最適 三輪車からキックバイクに変形できるものもある |
4人乗りカート | きょうだいが複数人いる場合の移動で便利 屋根付きなら雨の日も快適 |
ワンオペ時間の長さ、仕事復帰の予定があり通園する可能性があるか、さらに上のきょうだいがいるか、3人目以降の予定など家族構成やライフスタイルに合わせて選択すると良いでしょう。

我が家は、2人目が生まれてすぐの頃は、持っていたベビーカーと手押し三輪車の2台押しで公園に通っていました。
兄が2歳になった頃から、ベビーカーステップが大活躍でした!
2人乗りベビーカーorステップ、こんな方におすすめ
年子きょうだいの場合、年齢が低いうちは二人同時に寝てしまう可能性があります。そのような場合、1台でもベビーカーがあると安心ですよね。
2人乗りベビーカーを購入するか、ステップを購入するか迷われる方に向けて、それぞれどのような方におすすめかをまとめました。
- 公共交通機関を頻繁に利用する
- 上の子が長い時間歩くのはむずかしい
- 抱っこやおんぶがしんどい
- 長距離の移動がある
- 保育園に徒歩で通う予定がある
- ワンオペ時間が長い
- 上の子がある程度自分で歩ける
- 短距離の移動がメイン
- すでに持っているベビーカーを活用したい
- コンパクトに収納したい
- マイカーを持っていて車移動が頻繁
お子さまの体力や、普段の移動範囲・移動距離、収納場所を考慮して選びましょう。
それでも迷われる場合は、2人乗りベビーカーのレンタルを利用してみるのがおすすめです。
【年子用ベビーカー】後悔しないための7つのチェックポイント
年子きょうだい向けの2人乗りベビーカーを選ぶ際のチェックポイントは、以下の7つがあります。
- 形状(縦並びor横並び)
- サイズ
- 重量
- 対象年齢・耐荷重
- 機能性
- 安全性
- 価格
年子きょうだいの場合、立ち乗りができる、小回りがききやすいことから縦並びタイプが人気です。
普段の収納場所や、車のトランクに入るかを必ずチェックしましょう。車で運ぶ可能性がある場合、ベビーカー自体が重いと積み込みが大変ですので許容できる重さか確認が必要です。
また、荷物がどれくらい載せられるか、日よけの大きさなどの機能性、ベルトの構造やブレーキ性能などの安全性も確認しておきましょう。

我が家の兄妹は体重が、兄3歳時点で18kg、妹2歳時点で14kgのため、2人乗りベビーカーは寿命が短かったです。
年子におすすめ2人乗りベビーカー・ステップを紹介
◆ベビーカー 二人でゴー(1台)【カトージ(KATOJI)】
こちらのベビーカーは、前席が生後4ヵ月~、後席が2歳半~それぞれ体重20kgまでが対象となっています。後席は座れるだけでなく、立ち乗りも可能なためお子さまも飽きずに乗れるでしょう。
◆ベビーカーステップ ベビーカーボード 補助 サドル付き 二人乗り【コンビ】
こちらのベビーカーステップには、ストラップがついておりステップを使わないときはベビーカーに吊せます。耐荷重が25kgのため、お子さまがある程度大きくなっても利用可能です。
ライフスタイルに合わせて移動手段を選ぼう
本記事では、年子きょうだいとのおでかけを快適にするために、2人乗りベビーカーとベビーカーステップ、その他の移動方法について紹介しました。
どの移動手段、アイテムを選ぶかは下記の点を考慮しましょう。
- お子さまの体力・体重
- お子さまがどれくらい歩けるか・抱っこが好きか
- 普段の荷物量
- 移動手段・移動距離
- ライフスタイル(通園の有無、マイカーを所有しているか)
本記事を参考に、お子さまとのおでかけを快適に楽しんでくださいね。
(執筆者:宮関あゆみ)