正月の飾り物にはどんな種類がある?選び方や飾るタイミングも紹介!

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「お正月の飾り物っていつから飾ればいいの?」

「どんなものを選べばいいの?」

と迷うことはありませんか?

しめ飾りや門松、鏡餅など、お正月の飾り物にはそれぞれ飾るタイミングや意味があります。

この記事では、正月飾りの種類や選び方、飾る時期や注意点をわかりやすくご紹介します。お正月に最適な飾り物を準備して、気持ちよく新年を迎えましょう!

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正月飾りの基本と意味を知ろう

年末になると玄関やリビングに正月飾りを飾るお宅も多いと思います。

しかし、「何のために飾るのか」、「どういう意味があるのか」と言われるとはっきりと答えられる人は少ないかも知れません。

そこでここでは、正月飾りの「基本」について簡単にご説明します。

正月飾りはどんなふうに始まった?

昔から日本では、お正月に「年神様」という神様が各家庭を訪れると考えられていました。年神様は、その年の幸せを運んでくれる大切な神様です。

そんな年神様に自分たちの家がわかりやすいように、「ここが私たちの家です!」という目印として、正月飾りを飾る習慣が生まれました。

飾り物の種類とその意味

正月飾りには、主に3つ種類がありそれぞれに大切な役割があります。

  1. 門松:門松は年神様への道しるべの役割を持っています。 松と竹を使った門松は「ここです!」という目印なんですね。
  2. しめ縄:しめ縄は神聖な場所を示し、不浄なものを寄せ付けない家を守るお守りです。神社でよく見かけるしめ縄と同じように、家を守ってくれます。
  3. 鏡餅:鏡餅は神様への捧げ物。丸い形には、家族が仲良く過ごせますようにという願いが込められています。
    それぞれに、大切な役割があるんですね!

近年の正月飾りのトレンドとは?

昔ながらの渋いお正月飾りも素敵ですが、最近のお正月飾りは、昔からの意味を大切にしながらも、現代の暮らしに合わせて少しずつ変化しています。
ここでは、近年のトレンドに合わせた多様なお正月飾りをご紹介します。

● 手作りの飾り :子どもたちと一緒に作れる簡単な飾りが人気です。折り紙や身近な材料で作れるものも多く、家族で作る時間を楽しめます。

● おしゃれで使いやすい飾り: コンパクトでスタイリッシュな飾りが増えています。マンションのドアに合う大きさや、リビングに飾っても違和感のないデザインなど、選び方も多様になっています。

● 長く使える素材のもの: 毎年使える丈夫な素材でできた飾りも増えています。プラスチックではなく、木や陶器でできた環境にやさしい商品も人気です。

参考:手作り 紙のお正月飾り しめ縄リース(音声解説あり)

参考:How to make paper Japanese New Year decorations

種類別!正月の飾り物と選び方のポイント

お正月飾りの違いやトレンドがわかったところで、ここでは家族みんなで楽しく新年を迎えるために、種類別に正月飾りの選び方をご紹介します。

2025年の干支である辰年の飾りについてもご紹介します!

しめ飾りの種類と選び方

  • しめ飾りは、玄関用と室内用で大きく異なります。玄関用は、外からの目印になるよう少し大きめのサイズを選びましょう。ドアの幅の3分の1程度が目安です。マンションにお住まいの方は、コンパクトな輪飾りがおすすめです。
  • 室内用は、神棚やリビングに飾る小ぶりなタイプを選びます。特に室内用は、梅の花や鶴亀など、華やかな飾りの付いたものが多いです。これらの飾りには、健康や長寿を願う意味が込められていますよ。

門松の種類と選び方

  • 門松は、生の松や竹を使った本格的なものから、手軽な造花タイプまでさまざまです。本格的な生の門松は、新鮮な香りと雰囲気を楽しめますが、お正月が終わったら処分が必要なのが難点です。
  • 最近人気なのは、コンパクトサイズの造花タイプ。マンションのドア横に置けるミニサイズや、お部屋の中に飾れる卓上タイプなど、場所を選ばず使えます。毎年使えて経済的なのも魅力です。

鏡餅の種類と選び方

  • 鏡餅は、プラスチック製、個包装の生もち、陶器やガラス製など、選択肢が豊富です。プラスチック製は毎年使えて便利、個包装の生もちは本格的で後でお雑煮にも使えます。
  • 飾る場所に合わせてサイズを選ぶと良いでしょう。和室の床の間には大きめ、リビングの棚には中サイズ、キッチンカウンターにはミニサイズなどがおすすめ。

2025年の干支飾りのポイント

  • 2025年の干支は巳(へび)年。着実な成長と幸運を願う年です。
  • 玄関には少し大きめの置物を、リビングには小ぶりな飾りを。子ども部屋なら、可愛らしい表情の小さな蛇の置物がぴったりです。
  • 子どもたちには「蛇は脱皮して新しく生まれ変わるんだよ」など、楽しい話をしながら、一緒に飾り付けを楽しんでみてくださいね!

正月飾りを「飾る・片付ける」タイミングと注意点

正月飾りは年神様をお迎えするための大切な日本の伝統文化であることはお伝えした通りです。
ここでは、飾るべき適切なタイミングや片付け方についてもう少しご紹介します。

お正月飾りはいつから飾るべき?

お正月飾りには飾るタイミングがあります!最適な時期、避けるべき日など、簡単にわかりやすくご紹介します。

飾り始めの最適な時期:

  • 12月13日以降の正月事始めから飾り始めるのが一般的です。
  •  多くの家庭では、クリスマスが終わった12月26日以降に飾ることが多いです。
  • 12月28日は「末広がり」の八が含まれているため、特に縁起が良いとされています。

避けるべき日:

  • 12月29日: 「苦待つ」と解釈され、縁起が悪いとされています。
  • 12月31日: 「一夜飾り」として神様に対して失礼とされ、飾るのは避けるべきです。

飾る時期が短いともったいないと感じてしまう人は、12月13日以降に早めにお正月飾りをしてみるとよいかもしれませんね!

お正月飾りの片付けのベストタイミングとその方法

お正月飾りは、その片付けにも適切な時期と方法があります。地域によって異なる習慣もあるので、それを理解し、丁寧に対応することが大切です。

「松の内」について :

松の内とは、正月飾りを飾っておく期間のことを指します。この期間は地域によって異なり、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとされています。地域の習慣に合わせて片付けの時期を決めると良いですね。

鏡餅のとその他飾りの片付け時期:

正月飾りの中でも、特に鏡餅は「鏡開き」という特別な日にお片付けをします。

関東では1月11日、関西では松の内最終日の1月15日が鏡開きの日とされています。これ以外の飾りについては、松の内の期間内に片付けるのが一般的です。

処分方法と注意点:

正月飾りの処分方法には、主に二つの方法があります。

  • 一つ目は神社での処分です。多くの神社では1月15日頃に「どんど焼き」(左義長)を行っており、この機会に正月飾りを持参して焼納することができます。これは、感謝の気持ちを込めて火でお清めする伝統的な方法です。
  • 二つ目は自宅での処分です。神社に持参できない場合は、自宅でお清めをしてから処分することも可能です。その場合は、白い布や新聞紙の上に飾りを置き、塩をふるなどしてお清めをします。その後、他のごみと混ぜないよう、新しいゴミ袋に入れて処分すると良いでしょう。

このように、正月飾りの片付けには、時期や方法に決まり事があります。これらの習慣を大切にして、新しい年を気持ちよく迎える準備をしてくださいね!

まとめ

お正月飾りにはさまざまな種類があり、どれも年神様を迎えるために大切な意味を持っています。

この記事では、お正月飾りの種類や飾る時期、そしてその由来についてご紹介しました。

ぜひこの機会にご家族で話し合いながら、お正月飾りの意味を改めて考えてみてはいかがでしょうか。

この記事がお正月飾りを飾る最適なタイミングや、自宅にぴったりの飾りを選ぶ参考になれば幸いです。

(執筆者:yuffy)