小学生の居場所は学童以外も!保育園との違いも解説

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多くの共働き家庭にとって、学童は大切な子育て支援の1つですよね。

一方で「小1の壁」という言葉が浸透しているとおり、共働きにとっては子どもが小学生になると壁があると考えられています。その理由の1つには、自治体によっては希望しても学童に入れないことがあります。

子どもはもちろん親も、これまでとは環境が変わる小学校生活。今日は自身の体験も踏まえながら学童について考えたいと思います。

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保育園と学童の違いは?

保育園を卒園した3月31日。翌4月1日に共働き家庭の最初の関門がやってきます。

学童の開園時間は保育園より遅いところが多いです。また、学童では給食はなくお弁当。朝の出勤時間を調整したり、お弁当準備が必要になってきたりします。夜も然り。保育園では延長保育があり軽食も出たけれど、学童では延長も短く、延ばしても補助食も出ない。結果、延長する子ともが少なくなり、親が残業したい日でも子どもが学童に残りたがらなくなるという話も聞きます。

先生との距離も保育園との違いを感じました。保育園では送迎時に、一言二言でも先生と親が会話する機会がありましたが、学童は先生配置も少なくバタバタしている雰囲気が感じられ、先生と話す余裕がありませんでした。
保育園の手厚さがなくなり子どもやママ友からの情報が頼りになる日々が始まります。

民間学童ってどうなの?

近年民間学童が徐々に増え、共働きの新たな選択肢になっています。

民間学童とは株式会社やNPO法人など民間事業者によって運営されている学童です。自治体運営の学童に比べ料金が高い一方で、公営にはないサービスがあり人気を集めています。民間学童のメリットをまとめてみました。

1.カリキュラムがしっかりしている
習い事、もしくはそれに近いカリキュラムを用意している施設が多く、保護者の多くは学童時間内に習い事ができることを翁メリットと感じています。

2.預かり時間が長い
公営の多くが19時までの延長であることに比べ21時ごろまで預かってくれる学童もあります。

3.学校までお迎えバスがあることも
公営と比べ小学校から離れた場所にある分、バスでの送迎サービスを実施している学童が多いです。

【そのほかの選択肢】「放課後こども教室」と「塾」

自治体では小学生の放課後の居場所として「放課後子ども教室」(※自治体により名称は違います。)を設置しているところが多くあります。在籍の基準が学童に比べゆるいことが多く、一方配置の先生や活動内容異なり、子どもの居場所提供に近い印象です。

学童代わりの塾に通わせる家庭も。じつはこれもよく聞く話です。近年大手塾は席確保のために小学1年生のころから在籍している児童がいるそうですが、それだけではなく塾が放課後や長期休みの居場所になっているようです。特に長い夏休みは毎日学童に行くだけよりも、多少学習に勤しんでもらいたいという親が夏期講習に申し込む例もあります。低学年だと夏休みの半分ほどの期間、午前中や午後だけというケースが多いようです。

※参考:「学童代わりに受験塾に行くのはアリ?」

【まとめ】小学生はまだまだ手がかかる時期

未就学児のときは、共働き=保育園という選択肢が大半で、しかも保育園も選べる立場にない状態が多かったのですが、小学生になると選択肢が増えるなという印象です。

一方で考えなければいけないこと、子どものケアなど気に掛けることが多く、まだまだ手がかかる時期です。ちなみに私は、住んでいる自治体で学童の待機がなく運よく1年生から入れたのですが、宿題を見たり持ち物をチェックしたりと「小学生って大変だな」と思いました。フルタイム勤務から時短へ変更したほどです。

自治体によっては独自の子育て支援を取り入れているところもあると思うので、HPで調べるか役所で話を聞いてみてくださいね。また、お子さんの希望を確認することも大切です。

(執筆者:ぴすこ)