金属製建具(サッシ)工事・木製建具(室内ドア)工事 ─外につながる窓は金属製、室内は木製ドア─

J. 金属製建具(サッシ)工事・木製建具(室内ドア)工事
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サッシ(金属製建具)は、太陽の光を入れたり、風を入れたりするインターフェイス

 サッシ(金属製建具)とは、開口部につける玄関ドアや窓のことです。開けたり閉めたりすることで、太陽の光を入れたり、風を入れたりと居住性に関わる部分です。
 木製の建具とは、室内の開閉式のドアや引き戸、和室であれば襖などを指します。
 これらの建具はすべてパッケージになっていて、あらかじめ指定されたサイズのものをはめ込む形になっています。

 「見積もりの明細」を見ると、窓のサイズの横に「縦すべり出し」「横すべり出し」などの表現があると思います。
 これはイラストのように
 「縦すべり出し」であれば、窓の「縦」の部分がスライドする窓、
 「横すべり出し」であれば、横のラインの「下」の部分だけが開く窓、
 になります。
 ふつう、「窓」と言った時に思い浮かべる「2枚のガラスがあって、左右からスライドさせるドア」
のことを「引き違い窓」と言います。
 あと、ついでに申し上げますが、開閉できない窓のことを「はめ殺し窓」または「FIX窓」と言います。これは「通風」の機能がなく、光を入れる目的で設置される窓です。

 次に「窓」の材料ですが、窓の外枠「サッシ枠」については、以前はアルミ製が大半でしたが、
現在は「樹脂製」または「樹脂と金属の複合材料」が増えています。
 また、窓ガラスについては「単層(ガラス1枚の単板)」はほとんどなく「複層ガラス」特に
「トリプルガラス」が増えています。これは主に「断熱性能の向上」を目的としたものです。

 本見積サイトでは、サッシ枠が「樹脂製」の窓ガラス「Low-E トリプルガラス」を標準にしています。Low-Eとは(Low Emissivity=低放射)を意味しており、板ガラスの表面に酸化スズや銀などの
特殊金属膜をコーディングしたものです。この膜によって、遠赤外線の反射率を高めます。
 Low-Eガラスを複層ガラスに使用することで、熱伝達を低減し、開口部の断熱性能を高めます。

 以前の住宅では、壁や天井に断熱材をしっかり施工しても、窓から熱が漏れるので、断熱効果が薄れる事例がたくさんありましたが、「開口部、特に窓・玄関ドア」「床・壁・天井の断熱」「気密と熱交換換気」をしっかりやることで、断熱性能はかなり高まると思います。

サッシ取付工事の手順

サッシ取付工事の手順は以下の通りです。

1.透湿防水シート
2.胴縁の設置(通気スペースの確保)
3.サッシ取付
4.防水テープ(雨仕舞)


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