左官工事・吹付工事 ─いわゆる“塗る工事”のことで「湿式工事」と呼ばれます─

H. 左官工事・吹付工事
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二度塗り・三度塗りによって、建物の「耐久性」や「防火性」を高めます

「左官工事」とは、壁面にモルタルをコテやローラーで重ねて仕上げるもので、建物の耐久性や防火性を高めます。
工法や仕上げの種類により、2回塗りで済むものもあれば、3~4回の必要なものもあり、職人の技量により出来栄えが左右されます。
内装においては、自然素材に対する関心の高まりの中で、調湿効果や消臭効果のある珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)塗りの人気は高まっています。

吹付工事とは、左官の塗り工程を機械で吹き付けることです。1960年代半ばに、ドイツから吹付の機械が輸入されると、材料の主流がセメント系から合成樹脂系に変わり、吹付の専門職種が生まれました。吹付仕上げは仕上がりにムラがなく、材料も安価なので、左官工事の手間を省いたと言えます。

左官工事の手順

左官の場合、以下の手順となります。

1.下地の清掃・汚れの除去
2.養生
3.下塗り
4.中塗り
5.仕上げ塗り



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