物価高が止まらない現在…、リフォームを考えているなら、綺麗に、そして少しでも安く済ませたいと考えるのは当然のことですよね。そして、どうせ同じスペースを使うなら、もっと便利で快適な間取りにしたい!
しかし、リフォーム会社に頼むと費用が高くなる…そんな悩みはありませんか?
実は、これから2030~2040年にかけて、日本では「家あまり」が進むと予想されています。団塊世代の持ち家が次の世代に引き継がれず、空き家が増えるからです。
もし、そんな時代の流れを見据えて、中古住宅を手に入れ、自分好みに蘇らせたいなら「クラフトマン方式」がおすすめ!
「クラフトマン方式」とは、職人に直接発注し、自分で工程を管理するリノベーションの方法。コストを抑えながら、細部までこだわれるのが魅力です。事前準備は必要ですが、理想の住まいをリーズナブルに実現できます。
「家あまり」の時代だからこそ、賢くリノベして快適な暮らしを手に入れませんか?
コスト削減が可能な「クラフトマン方式」で直接職人を手配!

リノベーションと聞くと、多くの人はまずリフォーム業者を選んで、その業者にすべてを依頼することを思い浮かべるのではないでしょうか?
この方法では、最初に業者を決定し、その後何度も営業担当者と打ち合わせをしてイメージを固め、最後に発注、という流れになるでしょう。
このやり方には利点もありますが、実際には
- 「発注者→リフォーム業者→工事会社→工事職人」
と、関わる人が多くなることで意見の食い違いが起こることがあります。また、中間に入る人たちの手数料がかかり、費用が高くなるという欠点もあります。
ここでご紹介したいのが「クラフトマン方式」です!!
「クラフトマン方式」では、自分で職人を直接探して依頼するため、余計な手続きが省けます。これにより、無駄なコストを削減でき、意思の疎通もスムーズになりやすいのです。
具体的には、以下の手順で進めていきます。本記事では、実際の物件を例に取りながら、詳しく解説していきます。
【クラフトマン方式の手順】
- 不動産物件サイト「楽待」で中古物件を選ぶ
- クラフトマンの「【150工程】自動見積りシミュレーター」で価格を調べる
- 住宅ローンを検討する
- 「ツクリンク」で職人を探す
- 職人と打ち合わせをする
- 工事を手配し、仕上がりの品質とスケジュールを管理する
この流れを押さえれば、スムーズにリノベーションを進めることができます。
【手順1】:不動産物件サイト「楽待」で中古物件を選ぶ
まずは、不動産物件サイト 「楽待」(https://www.rakumachi.jp/) を使って、リノベーションに適した中古物件を探します。「楽待」は、全国の不動産会社とネットワークを構築し、特許取得の独自メールサービスを活用して 非公開物件を紹介しているのが特徴です。

検索の流れは以下のとおりです。
- 左上の「収益物件を探す」をクリック
- 価格「1000万円以下」、地域「東京都内」などの条件で検索
今回取り上げるのは、以下の物件です。
◯物件情報
- 所在地:東京都大田区田園調布4丁目
- 交通アクセス:
・東急東横線 田園調布駅 徒歩12分
・東急目黒線 多摩川駅 徒歩12分 - 建物構造:RC造(鉄筋コンクリート造)
- 築年数:1977年築(築49年)
- 建物面積:51.03㎡
- 土地面積:80.40㎡(所有権)
- 現状:賃貸中
- こちらの物件はRC造で耐久性があり、賃貸中のためインフラが整っていることがメリットです。
- この物件の「賃貸中のRC造戸建」 という特徴を活かし、水回り・内装のリフォームを実施することで資産価値を向上できる可能性が高いです。
- 築年数は49年と古いものの、立地の良さやRC造の耐久性を考えると、適切なリノベーションによって長期運用もしくは売却のどちらの選択肢も取れる物件といえます。
【手順2】:クラフトマンの「150工程自動見積りシミュレーター」で工事価格の概算を調べる
次に、リノベーションにかかる 工事費用の概算 を調べます。こちらにはクラフトマンの「【150工程】自動見積りシミュレーター」 を活用します。
クラフトマン 自動見積りシミュレーター
https://www.craftsman.fun/simulation1/
このシミュレーターを使うことで、簡単に おおよその工事費用を算出できます。今回は内装(天井・階段・床・造作材・クロス張り)と水回り(住宅設備工事)をリノベーションすると想定してみましょう。
今回の戸建ては、土地面積が80.40㎡とあるので、シュミレーターの敷地面積(㎡)の欄に80.04と入力します。
続いて、この状態で下にスクロールし、I.内装工事(天井・階段・床・造作材、クロス張り)の箇所を見ると、次のように表示されます。
内装工事の合計費用は、1,000,203円になりました。
さらに、K.住宅設備工事のところを見ると、以下のように表示されます。
住宅設備工事の合計費用は、2,175,000円になりました。
内装工事費用+住宅設備工事費用の合計は3,175,203円になりました。
!注意点!
- 実際の工事費用は発注内容や設備のグレードによって変動する可能性があります。
- より正確な見積もりを得るには、職人との打ち合わせが必要です。
以下のステップ(手順4)では、リノベーション工事を依頼する職人や業者を選んでいくわけですが、職人たちと詳細な打ち合わせを行い、工事の具体的な内容を詰めていきます。
【手順3】:住宅ローンを検討する
不動産を購入するために銀行から借り入れをすることも可能かと思います。金利は「自分で住む場合」は安いですが、投資用不動産の場合はやや高めとなります。
今回は、中古住宅をリノベーションして、家族で住むことを想定してローンのシュミレーションをしてみました。
物件の販売価格が2750万円、リノベーション費用が300万円として、3050万円を借り入れる計算とします。
ここでは「金利:2% 返済期間:30年」で計算してみます。
ローンの計算にはSUUMOの「住宅ローン 支払額シミュレーション」を使用します。
- 借り入れ金額:3050万円
- 金利:2%
- 返済期間:30年
算出結果は、
- 毎月の支払額:11.1万円(ボーナス払いなし)
となりました。
- 今回の物件は、所在地が東京都大田区田園調布4丁目と、立地条件が良いため、リノベーション後は、ファミリー向けやシェアハウス仕様にすることで賃料を上げて貸し出すことも可能です。
- また田園調布エリアは資産価値が安定しているため、フルリノベーション後に売却する選択肢も検討しても良いでしょう。リノベーション済みのRC造戸建ては希少性があるため、ターゲット層に刺されば売却の期待も高まります。
【手順4】:「ツクリンク」で職人を探す
次に、リノベーション工事を依頼する職人や業者を探します。今回は、建設業界向けのマッチングサイト「ツクリンク」を利用します。
ツクリンク公式サイト
https://tsukulink.net/
ツクリンクでは、会員登録をしなくても職人を探すことが可能です。 手順は以下のとおり。
- メニューバー上の「協力業者募集」をクリック
- 地域で「東京」を選択
- 工事種別で「内装仕上工事業」をチェック
- 表示された業者の中から、いくつかをピックアップ
今回のシミュレーションでは、以下の3者に見積もりを依頼してみます。
- Aさん(一人親方/個人事業主)
- Bさん(一人親方/個人事業主)
- C社(工事業者)
次に職人の中から発注先を選びます。
【手順5】:「ツクリンク」で見つけた職人から相見積もりを取る
リノベーション工事の発注では、通常
- 「発注者 → リフォーム業者 → 工事会社 → 工事職人」
という流れになりますが、クラフトマン方式では
- 「発注者 → 工事職人」
となるため、金額やスケジュールの調整がしやすく、柔軟な対応が可能 なのが大きなメリットです。
これは 発注者・職人の双方にとってメリットがある ため、見積もりの際にしっかり伝えておきましょう。
【相見積もりの際に確認する4つのポイント】
職人に見積もりを依頼する際は、以下の4つの点を確認しましょう。
- これまでの内装工事の経験(件数 or 年数)
- 工事期間は何日かかるか?
- 廃材処分の対応は可能か?
- 建材の仕入れルートはあるか?
職人とは 「業務委託契約」 での発注となるため、特に 「何日かかって、いくらかかるのか?」 を明確に把握することが重要です。
相見積もりを取ったうえで、最も条件に合う職人を選びましょう。
クラフトマン方式のメリット・デメリット

クラフトマン方式は、発注者が直接職人と契約し、リフォームを進める方法です。コストを抑えられ、自由度が高い一方で、職人とのやり取りや工事管理が重要になります。それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
メリット
1.コストを抑えられる
- 一般的なリフォームでは、「発注者 → リフォーム業者 → 工事会社 → 職人」といった流れになるため、中間マージンが発生
- クラフトマン方式では「発注者 → 職人」と直接契約するため、余計なコストを削減できる
2.スケジュールの柔軟性
- 職人と直接やり取りできるため、リフォームの進行を自分の都合に合わせやすい
- 工程を細かく調整できるので、追加工事や修正も比較的スムーズ
3.施工内容の自由度が高い
- 自分の希望をダイレクトに伝えられるため、細かい仕様変更が可能
- 既製品ではなく、オーダーメイドの仕上がりにこだわることもできる
デメリットと対策
1.職人との意思疎通が難しい場合がある
→施工ミスや仕上がりのズレを防ぐため、以下のポイントを意識しましょう。
- ✓要望は具体的に伝える(スケッチや建材の銘柄を事前に用意)
- ✓施工実績を確認する(過去の施工写真を見せてもらう)
- ✓その場で疑問を解消する(不明点は遠慮せず質問)
2.工事管理を自分で行う必要がある
→工事の進行や品質チェックも発注者の役割になります。以下のポイントにも注意しましょう。
- ✓工事スケジュールを職人と共有(工程をしっかり確認)
- ✓支払い条件を明確に(可能なら一部前払いで信頼関係を築く)
- ✓クラフトマンのサポートを活用(管理をスムーズに進める)
まとめ
クラフトマン方式は、コストを抑えながら理想のリフォームを実現できる方法です。しかし、職人とのコミュニケーションや工事管理が求められるため、しっかり準備をして進めることが大切です。メリット・デメリットを理解し、賢くリノベーションを成功させましょう!
(執筆者:yuffy)
(企画・構成:CraftLife)
※本記事は、リノベーションのコスト・シミュレーションおよび「クラフトマン方式」による発注スキルの向上を主題としたもので、物件の購入を勧めるものではありません。また、CraftLifeでは不動産の仲介はいたしません。
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