積水ハウスは1960年8月1日に「積水ハウス産業株式会社」として設立され、1963年に田鍋健氏が積水ハウス産業の社長に就任し、会社を「積水ハウス」に改名しました。邸宅自由設計による上質なデザインを提供しつつ、耐震性に優れた住まいを実現しています。「人間愛」を企業理念の中心に据え、「わが家を世界一幸せな場所にする」というグローバルビジョンのもと、豊かで安らぎを感じる住まいの提供、快適で誇らしい街並みの創造を目指しています。
【建物のデザインや構造・工法の特徴】
積水ハウスは、木造と鉄骨造の両方で商品展開を行っています。木造のシャーウッドハイブリッド構造は、木造軸組構法をベースに、モノコック構造とラーメン構造の長所を融合させた独自の構造です。高い構造強度により、大きな開口部や広い無柱空間の設計が可能となっています。鉄骨造住宅は、1・2階建てはダイナミックフレーム・システムを採用し、C状鋼をフレーム上に組んだ部材を使用し、建築現場でのボルト接合によって組み立てていきます。梁勝ちの構造により、1回と2回で別々に構造体を配置可能です。これにより天井高2.74ｍや最大7ｍの柱のない大空間を実現しています。
【建物の性能に関するもの、断熱・耐震・機密性・耐久性などの特徴】
積水ハウスの住宅は、超高断熱アルミ樹脂複合サッシを採用し、一般的なアルミ樹脂複合サッシに比べて1.4倍の断熱性能を実現しています。これにより、優れた断熱性を誇り、同時に高い気密性を持っています。熱の逃げ場を徹底的に排除することで、冬でも温かい居住空間を提供しています。
木造住宅は、基礎と柱を専用の構造用金物で直接緊結し、どの方向からの力にも均等に対応できる強度を発揮する構造です。一方、軽量鉄骨住宅では、鉄骨に特殊なゴムを内蔵し、揺れを熱エネルギーに変換して吸収する耐震システム「シーカス」を搭載しています。このシステムにより、地震時の住宅の変形量を従来の半分以下に抑制することが可能です。
外壁には、高い耐久性を誇る「シェルテック・コンクリート」を採用し、一般的なコンクリートの約2倍の圧縮強度を実現しました。また、塗装には最先端の防汚塗装を使用しており、従来の塗り替えサイクルが15年だったところ、約30年に延長。
これらの特徴により、積水ハウスの住宅は、高い安全性、快適性、そして長期的な耐久性を兼ね備えています。
【アフターサポート・保証などサービス面などの特徴】
積水ハウスのアフターサポートと保証サービスは充実していることで知られています。初期30年保障として構造躯体と雨水侵入防止部分に30年間の保証が標準で付属し、5年ごとには無償点検を実施。保証基準内の補修工事は無償で実施を行います。また、コートラスシステム（再保証制度）として、30年以降も10年ごとの有償点検で保証を延長可能です。アフターサービスは、全国に「カスタマーズセンター」を設置し、24時間365日いつでも相談を受け付けています。
【平均坪単価】
約55万円～約150万円
【保証期間】
●初期保証年数: 30年
●最長保証年数: 永年（10年ごとに延長、有償）
●その他の保証: 瑕疵保証、住宅設備2年保証、防水30年保証、シロアリ10年保証
【アフターサービス】
●定期点検: 30年目までに計8回の無料点検
●その他のサービス: 24時間365日対応のカスタマーセンターを全国100拠点に設置、積水ハウス不動産各社や積水ハウスリフォームと連携したリフォームサポート、オーナー専用サイト「ネットオーナーズクラブ」による情報提供
【対応エリア】
全国8社75拠点の拠点数と工事力で、ほぼ日本全国をカバー
【その他の情報】
2024年1月22日、積水ハウスは日産自動車と提携し、集合住宅へのEV充電設備導入を促進する取り組みを開始。11月22日には、防犯に関する行動習慣を可視化し、それを価格に反映する「駆けつけホームセキュリティ」の受付を12月13日より開始することを発表しました。さらに、11月28日にはブリヂストンと提携し、日本初となる給水・給湯樹脂配管の水平リサイクルを開始。これはサーキュラーエコノミー実現に向けた重要なステップです。加えて、12月4日には「循環する家」プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、住宅の新築・改修・解体時に出た資源を再利用可能な形にすることを目的としており、2050年までの実現を目指しています。
＜参考：シリーズ坪単価＞ 2024年情報
| 商品名 | 坪単価 |
| イズ・ステージ | 80～120万円 |
| イズ・ロイエ | 60～105万円 |
| ビー・モード | 70万円～ |
| ビー・サイエ | 55万円～ |
| 平屋の季 | 70万円～ |
【公式HPリンク】
（出典：積水ハウス 公式HPほか 構成：CraftLife）
