アラフォー現役看護師の4人の子育て ─「第一子~第四子の育児休業」体験記─

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未就学児4人を育てるアラフォー現役看護師です。

現在、第四子の育休中であり、今回で4回目の育休です。

この記事では、“育休”について、私の体験談も交えながら、お話します。

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“育休”とは? 第一子では、良いこともそうじゃないことも「初めて」をたくさん経験

 まず、“育休”とは、育児休業制度のことで、「原則1歳未満のこどもを養育するための休業」で、育児・介護休業法という法律に定められています。産後休業終了(産後57日)からこどもが一歳の誕生日を迎える前日まで取得が可能です。一歳半まで延長でき、特定の条件を満たすと、最長で2歳になるまで延長ができます。

 産後、赤ちゃんは昼夜問わず泣いたり、数時間起きに授乳やおむつ替え、抱っこをしたりと、お母さんは休む間もありません。その合間で家事も自分のこともするとなると、毎日があっという間なのです。育休では、そのような中、仕事を休んで育児に専念できるというメリットがあります。

 私は初めての育休中、毎回わが子が泣く度に「なぜ泣いているのだろう」と考え、考えすぎて、泣き止まないことに恐怖を感じるようになっていました。産後の体のだるさやホルモンバランスの乱れ、寝不足などの疲労感もあったのだと思います。今思うと、産後ウツに近い状態だったのかもしれません。育児が全く楽しめず、毎日泣いていました。

 しかし、その状態から脱することができたのは、夫が「ゆっくり休みなよ」と言って、抱っこや哺乳を代わってくれたり、家事がおろそかになっても寛大に受け止めてくれたこと。自宅から近いところに住んでいた双方の両親が、私自身の時間を取れるようにとサポートしてくれたおかげだと思っています。

 気持ちが立ち直ってからは、我が子がかわいくて仕方ありません。寝返り、ハイハイ、おしゃべり、どれをとっても初めてみる赤ちゃんの光景に大興奮です。わからないことだらけで大変さもありましたが、一緒にお出かけしたり、ママ友ができたりなど、育休を満喫していました。

第二、三子の時は複数育児に奮闘。毎日があっという間

 第二子の出産は、第一子が二歳満たないとき、第三子の出産は、第一子が三歳、第二子が一歳半に満たないときでした。みんなまだまだ手のかかる時期であり、特に第二子の育休中には第三子の妊娠が発覚したため、つわりや身重になっていく中での育児は、体力的にとても辛かった記憶があります。

 基本的には夫が上の子の保育園の送迎をしてくれていたので、朝は食事や着替え等、送り出すまでの支度をし、夕方は入浴や食事などから寝かしつけまで、私がメインで夫に協力してもらい、やっていました。上の子が保育園に行っている間に下の子をみながら、家事、買い物、その他自分の用事と息つく間もなくこなしていました。〇時までに○○をして、など、段取り力が必須です。

 第三子の産後は、義両親との同居を開始していたので、義両親のサポートがある中での三人育児のスタートでした。なので、毎日慌ただしかったですが、精神的には楽な面もありました。

 そして、現在、第四子の育休中です。今までで一番忙しいです。

 子供の年が近いこともあり、下の子の育休になるにつれて、忙しくなっているのは当然ですね。せかせか、イライラもしながら、あっという間に時間が経ちますが、一日の終わりに子供たちの寝顔を見ると、癒しと愛おしさでその日を締めくくることができるのです。

楽しい育休中でもたくさんの不安あり 

 楽しんでいた育休ですが、仕事を休んでいることでのブランクや経済的不安というデメリットも感じています。

 育休中は育休手当(育児休業給付金)が支給されます。
 育休開始から6か月までは「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」、6か月以降は「休業開始時賃金日額×支給日数×50%」の金額です。ちなみに休業開始時賃金日額は、育休開始前6か月間の総賃金を180で割った額です。

 よって、働いていたときより当然収入は減るので、「生活、大丈夫かなあ。」という思いがあります。また、私は、第二子育休明けから第三子産休までは数か月、第三子育休明けから第四子産休までは1年足らずしか働いていないので、支給される手当も第一子の時から現在にかけて減っていっているのが現状です。

 今回の育休が明けたら、必死で働かなければという思いと、まだまだ親の手の必要な我が子たちとの生活に、働き方を考えなければいけないのかな、という葛藤があります。

【まとめ】子育てを楽しんで 育休はすべてのお母さんが利用できる制度

 育休は、仕事を休んで生まれたばかりの子の育児に専念できる貴重な期間です。私は産後ウツのような状態になったり、どんどん慌ただしくなる中でも、その貴重な期間を満喫してきました。

 経済面などの不安・デメリットもあり、また、いろいろな価値観もあるでしょう。けれど、出産を頑張ったすべてのお母さんは、自分の体をしっかり休めるとともに、その時にしかできない子育てを楽しんでほしいと私は思います。育休はそのために利用できる、お母さんのための大切な制度です。

(執筆者:nana26)