未就学児4人を育てる、現役看護師のアラフォーママです。現在は第四子の育休中です。
年齢が近い子の育児やフルタイムで働いていることに驚かれることが多いですが、まさに毎日が戦争のような日々です。
この記事では、私がどのようにしてフルタイムでの仕事と子育てを両立できているのかを、これまでの経過と合わせて、ご紹介させていただきます。
4人の子供をもつにいたった経緯
元々、夫は大のこども好きで、「三人はほしい」と言っていました。
結婚してまもなく第一子妊娠。当時、私は三十代後半にさしかかる年齢でした。ぎりぎり高齢出産に含まれませんでした。お互い、高齢出産の様々なリスクはよく理解していたので心配していましたが、無事出産しました。
夫は二十代ですが、特に私の年齢を気にして、早めに第二子も授かりたいと思っていたようです。その後、とんとん拍子に第二子、第三子も妊娠・出産し、とても喜んでいました。
これで終わり、と思っていたところで、まさかの第四子を授かりました。母として、育児や経済的な面、今後のキャリアなど、不安な面もありましたが、今は日々忙しくも楽しく過ごせており、子どもから勉強させてもらうことが多いです。
家事・育児は夫婦間で徹底的に協力
夫は会社員ですが、結婚前からお互いに朝は早く、残業が当たり前の生活。
なので、家事は手の空いた方がする、できないことはできる方がする(料理は私)といったように、とにかく協力して行っていました。
子どもが生まれてからも同様で、保育園のお迎えや入浴や食事、寝かしつけは早く仕事が終わった方がどんどんやっていく。私が夜勤のときは、日中に掃除や夕食を調理、翌日の子供の準備をしておくなどして、お迎えからのことは夫にしてもらうなどの連携をはかっていました。
追われる毎日の中で、毎朝こどもに「おはよう」と言えない、毎晩一緒に眠れないといった状況にこれでいいのだろうかと自問していました。
そんな中、夫はもっと育児に比重をおきたいと、残業が少なく、週末休みが比較的きちんと取得できる会社へ転職しました。
両親・義両親の子育てに対する支援・協力
それぞれの実家が同じ市内にあったことは大変助かりました。
特に、義実家は自宅から車で5分程度だったので、お互いが残業のときは子供のお迎えや入浴、食事をやっていただいていました。
夫婦で早く帰宅できた方が、義実家へ迎えにいくというサイクルでした。
夫婦ともに疲弊し、義実家で同居することに
親からの協力がある中でも、毎朝4~5時に起きて、先に自分の身支度、お弁当づくり、夕食の作り置き、子供の準備をし、夜は帰宅して、子供のことをして、寝かしつけてから後片付けや家事などを行う。
私が第三子を妊娠中だったこともあり、夫婦ともに疲弊していました。特に夫は時差勤務のある私と違って、毎日この状況だったので、とてもつらかったと思います。夜泣きのひどかった第二子を抱っこしてあやしながらも、かなりイライラしていた姿を忘れることができません。
以前から義実家での同居を希望していたので、私から提案し、第三子の出産前から同居させてもらうことになりました。
第三子育休中に悩み、勤務形態について職場に相談
義両親はわが子みんなに本当に良くしてくれます。子どももみんな義両親が大好きです。
しかし、まだバリバリに働く現役世代なので、仕事も家事もして、手のかかる子どもたちともに過ごすのは大変そうに見えました。
私は復職後、夜勤や時差勤務をすることを悩みました。私がいない間、夫がいるとは言え、子どもたちをお願いするのは申し訳ないな、と。
悩んでいるときに、第一子の病気や私の親の病気が発覚したこともあり、夜勤をしないことを選択しました。職場へ相談し、第三子の育休明けは、夜勤をしない部署へ移動となりました。
職場の子育てに対する理解・環境
看護師の職場はまだまだ女性が多い現場です。
そのため、急な子供の体調不良による早退や休みに対して、スタッフからは「いいよ、いいよ。お母さんの代わりは誰にもできないんだから、そばにいてあげて」と気遣っていただくことが多いです。妊娠中もたくさん気づかっていただきました。
私は以前、看護師になる前は一般企業に勤めていた経験があるのですが、男性社員の比率が多く、ここまで妊婦や母親に寛大ではなかったです。
【まとめ】仕事と育児の両立には、周囲のサポートが必要
子育てをしていて思ったことは、想像以上に気力・体力が必要だということです。
さらに仕事もとなると、自分たちだけでは限界がありました。私はありがたいことに、夫・親・職場と周囲の協力・サポートが整っていたことで、両立することができています。とにかく周りを頼りに頼っていますね。
しかし、それが難しいご家庭が、たくさんあると思います。今は各自治体の制度やサポート、民間のベビーシッターや家事代行なども増えています。
共働き世帯が当たり前となっている今、誰もが頼れるところは頼って、自分たち自身を大切にしてほしいと感じます。
そして、子育て自体が「大変」というだけではなく、「楽しく、素晴らしいもの」と思えるようになることが、どのような子育て支援策よりもきっと、少子化対策になるのではないかと思うのです。
(執筆者:nana26)