20代の出産と子育て ─メリットと仕事との両立─

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出産は何歳でするのがいいのか、キャリアのことも考えるとまだ先かな、なんて考える人も多いと思います。

高齢出産や卵子凍結が話題となっている近年、ある程度キャリアも安定し金銭面にも余裕が出てきたところで子供をもつことを考え始める人も多いでしょう。

しかし、若くして子供をもつことにもメリットがあります。
私は、24歳で第一子を出産しました。その後26歳で第二子、28歳で第三子を出産。若くして3度の出産を経験し、現在3人の子育てをしている視点から20代で出産して良かったことをお話しします。

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金銭的に余裕があるのはいつ…?

子供には何かとお金はかかるものです。習い事や進学など大きくなるにつれて、かかるお金も増えていきます。

30代〜40代で子供が産まれた人は、子供が大学に入る頃には定年間近です。子供が産まれた頃には余裕があっても、一番お金がかかる頃には自分の収入も大変な時になるのです。

一方、20代で出産した人はどうでしょう。子供が大学に入る頃は40歳前後。一般的に働き盛りで収入も多く安定する頃です。

実際に私も、父が41歳の時に産まれました。短大進学と父の定年が被り、進学の際には奨学金を借りたり退職金から切り崩してもらったりしました。進学させてもらえたので、とても恵まれた話ではありますが、私には妹もいて妹も大学進学を考えていたので、子供の立場からすると進学先を決めるのにも気を遣った覚えがあります。

20代で出産することで、将来を早くから見込んで収入が安定する頃に存分に子供のために使うことができるので、金銭面でのメリットが大きいです。

子育ては体力と精神力が勝負!

子育てには体力がつきものです。子供が産まれた途端、これまでの生活が一変します。

まだ睡眠時間が不規則な赤ちゃんはミルクを飲んでは寝ての繰り返し。これがうまく進めばいいですが、上手くなんていきません。私も一人目を出産した時には、初めての事ばかりで大変さは想像以上でした。授乳も上手くできず、赤ちゃんも寝ないので自分も寝れず、赤ちゃんと共に自分も泣きながらお世話していた記憶があります。

今となってはそれもいい経験になりましたが、十分な睡眠も取れない中での育児は相当大変です。睡眠不足でも乗り越えられたのは、若いからこそだったと思っています。

そして、子供は少し大きくなったかと思えば、一日中休む暇もなく遊んで走り回ります。親もついていくのに必死です。体力もあり、精神的にもタフに動けることが大事になってきます。これは若ければ若いほどいいなと思います。

仕事はどうする? 子育てとの両立について

現代人が子育てをする上で一番気がかりなのが、仕事との両立だと思います。忙しい現代人をさらに忙しくする子育ては、若い人にとってあまり魅力的ではないかも知れません。

私も地元で銀行員として働いていましたが、激務が続き精神的にもキツかったので家庭のことも考え、結婚を機に退職しました。

仕事との両立は産休、育休の制度だけで考えるのではありません。その先、復帰した時に保育園に預けるのか、急な体調不良になった時は誰が面倒を見るのかなど考えなければなりません。よく母親だけが仕事を休んで世話をするという家庭も多いと聞きますが、これは父親の意識だけでなく休みづらくしている会社にも原因があると思います。

また、子持ちでも再就職できる会社が増えればいいなと思います。働いていないと保育園に入りづらい。しかし、働くには子供の預け先が決まっていないと採用してもらえない。という人も多いようです。

今の社会はまだまだ子育てと仕事を両立するには厳しい環境で、課題がたくさんあるなと思っています。
少しでも働きやすい社会ができれば子育てと仕事の両立も上手くいくのではないかと思います。

まとめ

若くして出産するメリットについて個人的な体験を含めて書かせていただきました。
ひとつの意見としてこんな人もいるのかと思っていただければ幸いです。

早くに結婚し出産し、20代の半分以上は子育てに費やしてきました。まわりの遊んでいる友達を見てうらやましいと思ったこともあります。

でも我が子に出会えたことは、私の人生で最も大きな出来事で、毎日幸せで子育て最高です。こんな幸せを味わえる人生も最高です。

これからもっと少しでも子育てにやさしい社会になれば、若い人の出産も増えるのではないかと思います。